グリムスキーワード 京都議定書
8月29日、
東京都武蔵村山市岸にある
里山民家周辺を散策した。
林縁を散策中、
樹上にチョウの姿を確認した。

ン…!?
またアカボシゴマダラ…。
やっぱり狭山丘陵一帯では、
とくに遭遇率が高いように思われる。

昨年観察したアカボシゴマダラの夏型については、
既に以下で紹介している。
○ アカボシゴマダラ
Hestina assimilis (Linnaeus, 1758)
地球温暖化の影響 !? アカボシゴマダラ
またいた ! アカボシゴマダラ 
今年の夏型記事は
以下で既に紹介している。
また、
今年の春観察した春型については、
すでに以下で紹介している。
アカボシゴマダラは
完全に定着し、
ゴマダラチョウなど
在来のチョウの生息域を
圧迫してしまっているようだ。
(撮影機材: デジイチ EOS Kiss Digital
レンズ SIGMA 70-300 DG Macro)
アカボシゴマダラHestina assimilis (Linnaeus, 1758)
界: 動物界 Animalia
門: 節足動物門 Arthropoda
綱: 昆虫綱 Insecta
目: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科: アゲハチョウ上科 Papilionoidea
科: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科: コムラサキ亜科 Apaturinae
属: アカボシゴマダラ属
Hestina Westwood, 1850
種: アカボシゴマダラ
H. assimilis英名: Circe
アカボシゴマダラ(
Hestina assimilis)は、
チョウ目・タテハチョウ科に属するチョウの一種。
東アジアの広域分布種で、
斑紋は近縁のゴマダラチョウによく似るが、
和名が示す通り、
後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が出現することで区別される。
タテハチョウとしてはゆるやかな飛翔で、
斑紋も行動様式も毒蝶のマダラチョウ類に擬態していると考えられる。
「
要注意外来生物」に指定されている(※原産亜種を除く)。
本種は、広東産の標本に基づいてリンネにより命名された。
あらゆるチョウの中で、最も古く命名された種類のひとつである。
特徴日本国外では、
ベトナム北部から中国,台湾,朝鮮半島まで分布する。
韓国では南端の済州島にまで分布する。
中国や韓国では里山的環境から都市部にまで
広く分布する普通種である。
分布の末端である奄美群島,台湾の個体群は
一見して他の地域の個体とは斑紋が異なり、
それぞれ別亜種に分類される。
これらに朝鮮半島産も含めた特徴として、
低温期に発生する成虫の翅が白くならないことが挙げられる。
日本には、
もともと奄美大島とその周辺の島々だけに
固有の亜種
H. a. shirakii Shirozu, 1955 が分布する。
沖縄からも古い記録があるが、
その後絶滅したのか、偶産であったのか、不明である。
しかし
1995 年に埼玉県秋ヶ瀬公園などで突如として確認された。
この埼玉での発生は一時的なもので終わったが、
これに続く数年間には
神奈川県を中心とする関東地方南部でも
本種が多数発生・定着するようになり、
毎年分布を拡大していることが報告されている。
2006年には東京都内でも発生している。
この個体群は、その外見上の特徴から、
中国大陸産の名義タイプ
亜種
H. a. assimilis に由来と推定されている。
自然の分布域から飛び離れていることや、
突如出現したことなどから
昆虫マニアによる人為的な放蝶の可能性が高いといわれている。
気候風土が好適であったために
急激に個体数が増加したと考えられており、
市街地の公園などの人工的な環境に適応しているので、
今後も分布が拡大していくと予想される。
このように、典型的な外来生物であるために、
もともと類似環境に生息するゴマダラチョウと
生態的に競合するのではないかという危惧もある。
生態奄美群島での食樹はリュウキュウエノキ。
中国大陸や関東地方での食樹はエノキ
Celtis sinensis。
幼虫で越冬する。
近縁種狭義の
Hestina属には下記の3種類が含まれる。
○
Hestina assimilis (
Hestina属の模式種) : アカボシゴマダラ
○
H. persimilis : ゴマダラチョウ
○
H. nicevillei : ニセビルゴマダラ
(出典: フリー百科事典『
Wikipedia アカボシゴマダラ 』)

種名: アカボシゴマダラ(夏型)
撮影地点: 東京都武蔵村山市岸地内(里山民家周辺)
撮影日: 20100829
撮影: GC8-MASARU

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